栖川宮旧邸 有栖館について

当初、京都御所建礼門前にあった有栖川宮邸が、その後京都裁判所の仮庁舎として使用された後、京都地方裁判所所長宿舎の一部として現在の場所に移築されました。この施設を2008年に本学院が取得。書院造りの主屋とともに、烏丸通り側の青天門、下立売通側の長屋門が、それぞれ国の登録有形文化財となっており、幕末から大正にかけての公家屋敷や高級官舎の当時の様相を今に伝えています。太閤秀吉の「醍醐の花見」で有名な醍醐寺の孫にあたる枝垂れ桜、十一代目「植治」当主の小川治兵衞氏作の庭園なども見どころです。

青天門 (国の登録有形文化財)

三井一族の総長三井高保氏が築いた後、現在地に移築。歌人吉井勇氏が命名した門。左右の塀とともに大正期の門建築の一つの作例として高い価値を持つ。

長屋門 (国の登録有形文化財)

長屋門形式としては最上級の構えの門。2018 年 3 月に茶道裏千家様のご厚意により本格的な茶室「成景庵」が竣工。

主屋 (国の登録有形文化財)

有栖川宮旧邸を移築した有栖館は、書院造りで、中庭を囲む「玄関棟」「住居棟」「客間棟」で構成。床の間と付書院を備えた2畳の「上段の間」のある12畳半の座敷、畳を上げれば能舞台としても使用できる15畳の板張りの間などがある。

庭園

前庭・中庭・南庭は、造園業「植治」十一代目小川治兵衞氏により作庭された「平成の植治の庭」。