創立150年にむけて

学校法人平安女学院は、大学・高等学校・中学校・こども園を擁し、キリスト教主義に基づく教育を行っています。本学院は、1875年の創立からまもなく150年になります。この間、京都と大阪に拠点を置きながら、多くの学生・生徒・児童を育て社会に送り出してきました。

本学院の歴史には、多くの困難な時期がありました。そのような中でも、私たちは、学生・生徒・児童ひとりひとりを大切にし、その学びと成長を支援することを重視してきました。私たちの小さな学校には、大きな学校では実現できない人間的な教育環境があり、それを誇りとしながら、これまでの歴史を歩んで参りました。

今後さらに少子化が進み、生産性や効率化ばかりが重視されつつある日本社会のなかで、平安女学院の教育は、これまで以上に輝きを増していくものと信じます。

私たちは健全な学院運営に努めながら、150周年のその先へ、私たちの学校の理想を伝えるべく、なおいっそう努力して参りたいと考えています。皆様のご支援をお願いいたします。

平安女学院 理事長 毛利 憲一