校章

新校名『平安女学院』を象徴した校章を制定するため、1894年に作られたものが現在に至るまで用いられている校章 である。
この校章が表徴するものは、1つは『平安』の“平”を図案化 したものであるが、ほかに重要な1つは学院の拠り所であるキ リスト教精神の象徴である。

コリントの信徒への手紙Ⅰ13章13節

「それゆえ、信仰と希望と愛、この3つはいつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である」に強調された「信仰・希望・愛」の精神を3本の剣の形に象徴したものであり、わが学院にて学ぶ者が常に理想として仰ぎ、日々の実践のうちにその精神を会得しようという思いを込めて制定された。

スクールカラー

本学院のスクールカラーは、『古代紫』です。

校歌

  • 1.
  • いつくしき
  • まなび園
  • めぐみの光
  • たえず照り
  • 愛のしら露
  • おきそわり
  • ひらき栄ゆる
  • 知恵の花
  • むすぶ徳の
  • いや繁し
  • 2.
  • いつくしき
  • まなび園
  • 汝が名は平安
  • うごきなし
  • 汝が名と共に
  • とこしえに
  • 心にうくる
  • おとめ子が
  • あまつやすきは
  • 世のかため

平安女学院の制服の歴史について

1875年(明治8年)大阪川口居留地でミス・エディが女学校を始め、1880年(明治13年)照暗女学校(セント・アグネス・スクール:St.Agnes' School)と称しました。

明年に普通科4年、高等科2年の女学校規則を制定、1892年(明治25年)に京都府より「私立照暗女学校」の設立許可をもらい、1894年(明治27年)校名を「平安女学院」と改称し翌年、京都にて開校し、今日の幼稚園から大学までの一貫教育校に発展していく礎が築かれたのです。

開校当初は、着物に袴の通学服ですが、1903年(明治36年)に定式の袴を着用し校章入りのバックルを制定しました(図1)。

図1 校章入りのバックルと袴の制服

平安女学院では、1920年(大正9年)に図2のような洋装制服であるセーラー服が導入されました。同時に新たな徽章(バッジ)が制定され、その徽章は今日でも使用されています。当時のセーラー服は、学生に好評であったと言われています。

ユニフォームメーカー株式会社トンボ・ユニフォーム研究所によると平安女学院が、セーラー服を制服として採用した日本で初めての学校であることが最近の調査で明らかになりました。

図2 平安女学院のセーラー服(洋式制服)[1920年]